曲がった台を挟んで、足や頭でボールを返し合うテックボール。2021年にはメッシの練習映像が紹介され、2026年の愛知・名古屋アジア大会でも競技に採用されました。有名選手のプレーや大きな大会を通じて、競技を知る機会が生まれています。
『名ナシの気になる話』のナッシーです。細かいルールを知らなくても、あのラリーは気になりますよね。動画で技のすごさが伝わることも、注目される理由の一つだと思います。そこで気になるのが、近くで体験できる場所。台東区内の状況と区外の候補、初心者向けの参加方法を調べました。
台東区内でできる場所は、まだ確認できず

2026年10月12日に台東区のスポーツ案内と日本テックボール協会の施設一覧を調べた範囲では、区内の常設施設や募集中の体験会は確認できませんでした。ただ、検索で見つからないことだけで「台東区にはない」とまでは言えません。
協会の設置施設一覧は、ページ上の基準日が2025年10月26日です。掲載されているのは調布市や川崎市などの施設で、台東区の施設はありません。新しい設置や一日限りのイベントまで、すべて網羅しているとは限らない点も気になります。
区内で探したい場合は、台東区の「スポーツイベント・教室」と、協会の新着情報が手がかりになります。体育館やフットサル場があるというだけでは専用台の有無は分からないので、施設名だけを頼りに出かけるのは避けたいですね。
テックボールは、曲がった台でボールを返し合う競技
テックボールはハンガリー生まれで、サッカーと卓球を組み合わせたスポーツです。真ん中が高く、両端へ向かって曲がった「テックテーブル」を使い、足や頭などで相手側へボールを返します。卓球のようでも、ラケットは使いません。
試合は1対1のシングルスと、2対2のダブルス。手と腕を使わずにボールを扱うので、サッカーに近い印象もありますが、相手のゴールを目指す競技ではありません。限られたタッチ数で、台に返すためのコントロールを競います。
普通の卓球台で代用していいのか、と考えたくなりますが、公式競技では湾曲した専用台を使います。ボールだけ持っていけば始められるわけではない。場所探しでは、コートと一緒に専用台の有無も知りたいところです。
覚えるなら、まず「3タッチ以内」から
最初に知っておきたいのは、ボールに触れられる回数です。相手から来た球は、最大3回のタッチで返します。しかも、同じ体の部位を続けて使うことはできません。
たとえば、足で受けて別の部位につなぎ、相手側の台へ返す、といった組み立てになります。ボールを受けるだけでなく、そのあとにどう返すかまで考えるところが面白そうです。私なら、得点より先に一往復を目標にしたくなります。
- 返球までのボールタッチは最大3回
- 同じ体の部位で2回連続のタッチは不可
- 手・腕でボールを扱うことや、台への身体接触は不可
ここで挙げたのは入口になるルールです。試合には得点やサービスの決まりもありますが、体験会では独自に調整する場合もあります。遊びながら覚える段階と大会への出場では、必要になる細かさが違ってきます。
サッカー未経験でも、体験からなら始められる
ルールを読むと、いきなり難しく感じますよね。けれど、体験の最初から公式試合と同じことを求められるとは限りません。日本代表の早稲昭範さんは、初心者への指導ではルールを緩め、ラリーを楽しむことを重視すると話しています。
2026年8月24日のJOCインタビューでは、手で扱う段階から始め、トラップしてキャッチする練習などを経て進める方法が紹介されています。これは初心者向けの練習方法で、競技の公式ルールで手が使えるという意味ではありません。
私には、この始め方のほうがしっくりきます。リフティングが上達してから申し込むより、初心者対応のある場で一度試す。その際は「未経験です」と伝えておくと、台だけ借りるつもりなのか、教わりたいのかも相手に伝わります。
ナッシー最初の目標は、華麗な技より一往復!
区外の候補は「台がある場所」と「教わる場」で選ぶ
台東区外まで足を延ばすなら、協会の設置施設一覧が候補探しに使えます。東京都内では調布市の2施設、神奈川県では富士通スタジアム川崎などが掲載されています。いずれも台東区内の施設ではなく、移動を伴う候補です。
ただし、一覧への掲載だけで、その日に個人で利用できるとは言えません。仲間と台を使いたい場合と、一人で参加して基本から教わりたい場合では、申し込むものも変わります。施設のコート予約が、そのまま体験会の申込みになるわけではありません。
| 施設名 | 所在地 | 情報の位置づけ |
|---|---|---|
| J-SOCIETY FOOTBALL PARK CHOFU | 東京都調布市染地2-50 | 協会の専用台設置一覧に掲載 |
| ミズノフットサルプラザ味の素スタジアム | 東京都調布市西町376-3 | 協会の専用台設置一覧に掲載 |
| 富士通スタジアム川崎 | 神奈川県川崎市川崎区富士見2-1-9 | 設置一覧に加え、2026年10月の練習会案内あり |
専用台の貸出時間や料金、指導の有無は、この表だけでは決まりません。施設へ問い合わせるなら、希望日と人数に加えて「テックボールの台を使いたい」と伝えると、フットサルの予約との取り違えを防げます。
川崎では2026年10月15日に練習会の予定あり
具体的な日程まで分かったのが、富士通スタジアム川崎の練習会です。2026年10月12日の確認時点で、10月15日木曜日の19時30分から21時まで開催予定。参加費は税・保険料込み500円で、サッカー経験は問わないとしています。
申込みは開催案内内のフォームからで、定員は先着20人。当日の開始時刻まで申し込める案内ですが、空きがあるとは限りません。台東区から移動して参加するなら、出発前に予約を済ませておきたいところです。
会場はJR川崎駅・京急川崎駅から徒歩15分で、受付は富士見公園パークセンターです。運動できる服装と飲み物を用意します。指導者は日本代表選手の予定ですが、都合により参加できない場合があるという条件も付いています。
フットサル台場の古い案内には気をつけたい
調べていると「フットサル台場」という施設名も出てきます。公式サイトの「遊び場」ページには、貸出品としてテックボール台が記載されています。ただ、掲載ページが読めることと、2026年にも同じ条件で営業していることは別なんですよね。
確認したトップページのお知らせには2020年の日付が並び、電話番号が空欄になっている箇所もありました。この状態では、残っている利用料金や営業時間を、そのまま今の案内として紹介するのは難しいと判断しました。
そのため、この記事ではフットサル台場を現在利用できる施設には数えていません。過去の体験情報を見つけても、それだけで行き先を決めず、営業状況と台の利用可否が分かるまで保留にするのがよさそうです。
台東区からの初回は、参加条件が分かる一回を
台東区でテックボールを始めるなら、区内の開催情報を探しつつ、区外の初心者向け練習会も候補にするのが現実的です。専用台を買うところから考えなくても、参加できる一回が見つかれば、続けたい競技かどうかを試せます。
一人で行く場合は相手を連れていく必要があるか、子どもと参加するなら対象年齢はどうか。この二つは申込み先に尋ねたい点です。「サッカー経験不問」という案内だけで、年齢条件や一人参加の扱いまで決まるわけではありません。
私なら、初回は近さに加えて初心者への説明があるかを重視します。気になる開催案内を一つ開き、希望日に申し込めるかを確かめる。予定が合わなければ協会の新着情報へ。まずはそのくらいからで、十分ではないでしょうか。



